2009年5月13日水曜日

水(と安全)がタダじゃない世界へ

最近、地下鉄に乗っていると、東京都水道局の中吊り広告が出ていることがある。ちょっと前に駅構内などにひっそり張られていた、日本の漫画を原作とした某大失敗ハリウッド映画とタイアップしてしまった東京消防庁の広告などに比べ、女性タレントアップで、デザイン的にもかなり本気のものだ。

ある時期から比べ、東京の水道水はとてもおいしくなったといわれる。
でも、大半の東京に住まう人々は、そんなアピールをさっくり無視する。そのいち早く導入されたビンテージ気味な上水道管や、集合住宅管理者の節約精神のお陰もあって、そんなにおいしくなったことを実感できないことが多いのもまた、事実なのかも知れない。
そして結局、大事な石油を使って、地球の裏側から水や豆を輸送してきて、コーヒーを淹れて飲むのが好きな人が結構いるらしい。しかも、恐らく確実に日本よりもあらゆる物価が安価であることが想定される現地の生産者の皆さんに対して、先進諸国の農業従事者に支払うのと同じくらい(?)の金額を支払うのが公正なことらしい。あくまでも伝聞だが。

一方、世の中には水が足りない土地はごまんとある。
[コチャバンバ水紛争 - Wikipedia]
[大躍進政策 - Wikipedia]
しかも、地理的要因だけでなく、政治的・人的な水不足というものも発生しているわけだ。

そこに来て、こんな話。
[中国資本が日本の水源地を買収 危機感強める林野庁、調査開始 (1/3ページ) - MSN産経ニュース]

さて、日本人は、一体いつになったら目覚めるのでしょうか。

参考:[「水メジャー」企業に日本は屈するのか: 私見「クローズアップ現代」 :J-CAST テレビウォッチ]

0 件のコメント: