2007年12月29日土曜日

『生産性ツール』なんて気持ち悪い言葉を疑いなく使い始めたのは、いったい誰なのか

[生産性ツール - Google検索]

何をどう考えても、明らかに誤訳から始まってるだろ。
アレか、ナントカ奈津子さんの、日本語として崩壊している謎翻訳ばっかり見て育った『外画は原語で見なきゃダメ』主義者たちの陰謀か?

翻訳には、本来、書き言葉に対するセンスというものが必要だと思う(それは、映画字幕だって同じ事だ)。
ひとつは、猫も杓子も『会話ができなきゃ語学力があることにならない』と言うような、決して間違ってはいないんだけど、それって前提が省略されてるよね、っていう考え方の浸透。
もうひとつは、ある期間に蔓延しすぎたために起こった『カタカナ言葉は悪』という風潮。
それが中途半端に結びついて、こんな言葉が生まれてしまう。ある意味で『ゆとり教育』なんかよりよっぽど問題である。

少なくとも現時点の翻訳ソフトウェア、機械翻訳は、あくまでも道具である。『引用』はしてもいいだろうが、『用例』や『原典』として扱うべきものではない。
Microsoftの技術情報サイトなどを参照すると、機械翻訳そのままでの垂れ流しが行われている。けれどそれは、あくまでもコストとユーザに対する便宜とのバランスを考えた上で、一時的な手段として行われている。まだまだ、英語を翻訳したものだと分かった上で読まないと通じないことも多い。

0 件のコメント: