2009年1月4日日曜日

お酒2009

年末年始だと、久々にドンキホーテとかスーパーマーケットとかに行くことが続く。ドンキの酒売り場でごく普通にカフェドパリが売られていたり、スーパーに三角錐、というか三角柱+三角錐ボトルのサングリアが売られていたり、どうもお酒の会社は色々と、凄く頑張っているらしいと感じた(そのスーパーは、他と比べると酒類の扱いが結構多いのですが…パン類の扱いの酷さったら!)。
[製品ラインナップ ルジェ カシス サントリー]
そのドンキでカシスのおっきい瓶を買っちゃってから、こんなにラインアップがあったことを知った。用途的にも自分の飲み方的にも、ちっちゃいので全種類、とかのほうが…

年が明け、どうもトヨタの代わりにダイハツが目立ちまくるテレビCM。はいはい子会社子会社…それはともかく、ビール屋のCMも減った機がする。けれど、やはり、相変わらずそこそこ有名な俳優たちが日本各地のおいしそうな料理を、わざわざビールと合わせて楽しそうに飲み食いするようなCMばかり。テレビでは見ないものの、カクテル類で宣伝に力が入っているらしいのは、果汁的なものと焼酎的なものとを合わせたような意味不明的なものを、さらに無駄に高価そうな銀座のフルーツ屋の銘入りになってるようなの。
[ティフィン - Liqueur&Cocktail - サントリー]
こういうのをメインで扱っていったらいいのに、とか思った。スイーツと並ぶ嗜好品である酒で、『国産』『自給率』なんてファクターはどうでもいいと思う。
医学的に『酒に弱い』人が多いらしい日本で、伝統的に、強い酒や、それをそのまま飲む文化しか発達しなかったのが不思議(梅酒とか『かりん酒』のように薬的に扱われたり、調味料として分化発展していった『みりん』とか、それはそれで、様々ではありますが)。その後文明開化を経て、よりアルコール度の低いビールなんかに、すっかり侵食されてしまった。
現在に至っても、流通の発展のお陰もあって、酒やフルーツに限らず、魚だって生のままが一番、という原理主義。畑からもぎ取った野菜をかじって『あ、甘~い!』フランス帰りのパティシエのケーキ食って『甘くなくて美味しい!』

[「酒飲み」減った?最近の若者 : とれたて!ミックスニュース : ニュース : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)] 
こういう問題の分析として、無駄に社会問題、社会学的・社会心理学的に、若者のコミュニケーションスキル的な所にばかり目が行っている。けれど、そもそも『ビールという飲料そのものの味が不味い』という事が何よりも問題だ、ということに、いつになったら気づくんだろう。ありがちなビールとの最初の出会いとして、『新人歓迎とかで無理やり飲まされ、最初は不味かったが、飲み続けるうちに慣れていって、気付いてみると旨いと思うようになっていた』って、要するにアルコールの常習性、中毒の一歩手前の状態じゃないんですか。

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