2008年10月6日月曜日

ソフトウェアの価格について

[「Best!価格」無料化で考えたこと | iPhone 3G Wiki blog]
[iPhone Dev · お詫びしたいこと(その1)]

ソフトウェアを売って商売する、ということについて考えさせられる。

価格の妥当性について、ユーザは安いか無料であった方が嬉しいし、開発者側は高いほうが嬉しい。両者の間で決まっていくものであるはず。
少なくとも日本の携帯端末ユーザはみんな、単価が100円程度でも、それが何万、何十万人分集まればスゲーぼろい商売になるってことを、既存携帯キャリアの実績で見て知っている。ユーザは115円だから、安いからしょうがないか、とは判断しないと思う。

ユーザの開発スキル有無にかかわらず、そのソフトが実現してくれることに魅力がないのであれば、厳しい評価(誹謗も含め)を受けるということを、ソフト提供者は見込んでおくべきだろう。厳しい評価を抑え込んでしまったら、逆に『粗悪な』ソフトウェアの氾濫によって、そのプラットフォームの市場が崩壊することに繋がる。
上記エントリのコメント欄で『誹謗は書くべきでない』と主張されているが、(AppStoreの)コメント欄に何を書いてOKで、何は書いちゃダメか、ということについては、最終的にAppStore運営者側の判断すべき問題だろう。もし既存の携帯電話アプリ配布サイトにAppStoreのようなコメント機能があったら、少なくとも地図や乗換案内のサービスについては炎上すると思う。





本筋からは外れるが、Webアプリとネイティブアプリとで、一方が常に必ずもう一方よりコストが低いということはない。だいたい、どんどんPerl的に進化してゆくWWWユーザエージェントの世界のこと。PC版にはインプリメントされてないとしても、既にSafariは複数点タッチを拾えるし、OperaはWiiリモコンの操作を拾える。
個人的には、既存の携帯電話用ブラウザが持つ、テンキーショートカットはPCやスマートフォン向けにも実装してほしい。今のWM版Operaのように、テンキーに何か戻るだの進むだのを割り当てるなんて、あり得ない。…って、ああもう完全に本旨から外れてしまった。

0 件のコメント: