2008年6月14日土曜日

プロ野球や相撲が築き上げてきたもの

[怪しげな医療のこと]
オリンピック目指すような運動選手のそばに、何だか怪しげな医師だとか整体師だとかが群がってるのは、たぶん選手の周りにいる人達が、「原因」を求めるからなんだと思う。

「理由の不在」は、たぶん運動選手の文脈では認められない。伝統的な西洋医医学が「分からないけれど様子を見ましょう」なんて繰り返すたび、理由を求める人達は、「これが原因です」という断言を求めて、怪しげな「診断」を提供する治療者にたどり着く。

医者の選択だけの問題ではなくて、
変なブレスレットを好んで付けてみたり、
変な数珠を首にかけていたり、
明らかに残念極まりないスポーツ選手は存在する。

でも、
それは、一概に『選手が悪い』と責めることはできない。

超大手のビール会社や、
隣国資本の超大手お菓子メーカーや、
大阪の超大手電気機器メーカーや、
新興宗教の運営する高等学校や、
名古屋の超大手自動車メーカーや、
そして最近は何故か大手エステティックサロンなどが、
ありとあらゆる手段でスポーツ選手を支え、持ち上げる。
世間から隔絶してゆく。
そんな状況で天狗になるなとは言えない。
判断を誤るスポーツ選手がいてもおかしくない。

いや、その判断が誤りだと決めつけているこちらが間違いなのかもしれない。

もちろん、まともなスポーツ選手はのほうが、遥かに多くいらっしゃるはずです。
はずですが…

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