2009年3月1日日曜日

今のNHKをつくりあげているもの

[天漢日乗: 医療・介護破壊ドラマと化した連続テレビ小説「だんだん」に介護職から看護師になった方からコメント(その2)「医師法・保健師助産師看護師法などの最低限の法律を制作者は押さえるべき」]

[時事ドットコム:ペースメーカーで誤解招く場面=NHKドラマ、世界遺産で喫煙も]
[ドラマスタッフブログ:NHKブログ | 浪花の華 | 6回は、章が走る!カメラも走る!]
[怒り心頭!! NHK時代劇 浪速の華 撮影に遭遇|towah - tawawah]

というように、最近のNHKのドラマ制作には問題が多いらしい。が、残念ながら上に挙がったドラマはすべて観た事が無いし、いつやってるかもわからない。が、昨日観たNHKのドラマ、[白洲次郎 | NHKドラマスペシャル]は、久しぶりに面白い作品だったと感じた。が、一方で、最後に『このドラマは事実に基づいたフィクションです』という文言が出てどういうことかと思った。
現代から考えるとその半生のチートっぷりはハンス・ルーデルにも匹敵し、むしろリアルに描いたってフィクションのように見えてしまう。実際、キャシャーン(拭えぬ過去)やエルメス(映画版…)に対して、流暢な英語は勿論、それを使ってのスピーチや社交ダンス、能、そして畑仕事と、かなり多方面な演技が強いられていた。で、じゃあどこがフィクションかというと、恐らく、彼が勤めていた企業名などを、架空の名前に変えたって事なんだろうと思う。

いつも思うのだけれど、何だって製品の名前や製造元企業名や出演者の肩書きの企業名とかには異常に拘泥するんだろうか。教育系番組で使われるパソコンや計測器は言うに及ばず、例えば何らかの公益法人などの理事に取材したりゲストで呼んだりしても、その人がむしろ何とか社の取締役だって事は決して紹介しない。基準が一定してなくて、テロップやナレーションでは決して言わなくても、その会社のビルのロゴとか、販売店の看板とかで誰でも分かる。プロジェクトXなんかだと、その会社だってことがわからないと意味が無い。一方で、詐欺や脱税などの経済的犯罪の報道では、普通に実名報道する。
芸能人や歌手の商売道具である芸名や歌のタイトルは平気でそのまま出す。企業は駄目で個人事業主はOKとかなんだろうか。じゃあ給料制の芸能事務所勤務の芸能人は、(芸能人としては)すべて出演不能じゃないか。NHKや、NHKにそういう姿勢を強いている人々って、何であんな不自然なことを続けているんだろう。

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