2009年3月29日日曜日

行政や医療従事者がどんなに頑張っても

無理かもしれない。
[愚挙を称える暴挙 - 新小児科医のつぶやき]
ところで7ヶ月の妊婦は、そもそも何のためにマラソンを行なったのでしょうか。マラソン競技自体は過酷ではありますが、参加する人間にとっては完走するという達成感に大きな意義を見出しているとされます。私の山登りと同じで、それはそれで他人が口出しする事ではありませんが、基本的に自己満足の世界かと考えています。

自己満足のためにマラソンをするのは全然構いませんが、妊娠中にマラソン及びマラソンに備えてトレーニングを積む事に果たして意義があるかどうかになります。別に法律で決まっていないとは思いますが、夫婦で望んで妊娠した女性は、健やかな子供を産むように務める責務ぐらいはあると考えています。自己満足と責務のどちらが重いかの価値判断が問われると考えています。

わざわざ妊娠7ヶ月でマラソンを行なうことで、お腹の赤ちゃんにどんな影響があるかを普通の感覚なら考えます。マラソン参加は言うまでもなく自発的なものであり、誰かに強制されたものではありません。自分が妊娠中であっても走りたいという欲望のためだけに参加し、走った事になります。私は産科医ではありませんが、どう考えても胎児に好影響を与えるものと思えません。

自己満足のためであるなら、今年ではなく来年以降に参加する選択は幾らでもあると考えます。

コメントより引用。
・路面にバナナの皮が落ちていた

 落とした観客=「まさに殺人行為。極刑に処してほしい」
 主催者=観客によるバナナ持ち込みを禁止していなかった責任
 沿道の八百屋=レース中にバナナを売った責任

なんてことになるんでしょうか?
 ましてや、この主婦が他の選手にぶつかってころんだとしたらいったいどうなるのか?

 私は戦慄すら覚えます。
 間違っても、

・出産予定日の何日前にフルマラソンを走ったか

なんて項目がギネスブックに載らないことを祈ります。

テレビでも密着取材してたところがあった気がした。お笑い芸人のお陰でAEDの認知度がアップしたり、まあ、スポーツを振興するってのは、そういうことなのかもしれませんが…

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