2010年11月13日土曜日

自らが反抗の芽を生もうとしていることに気付かない、かつての反逆者たち

[Togetter - 「尖閣ビデオ流出事件の「物語」」]
要するに、この人の発言に含まれる『どいつもこいつも政府の悪口ばっか言ってんじゃねえよ』というような部分は、どのような政権であれ民主的な方法で選出された経緯がある限りにおいては妥当だと思うのだけれども、果たしてそこまで擁護されるべきほどに、現政権が筋を通せているのか、甚だ疑問。結局『お前が民主党好きなだけだろ』と見えてしまう。

[政府と一体化して尖閣ビデオの“犯人探し”に奔走する、矜持なき日本の記者クラブメディアを嗤う|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン]
[アジアサバイバル:転換期の安保2010 「尖閣」で露呈、外交の「弱さ」 - 毎日jp(毎日新聞)]
他方、マスコミはまるで自民党政権時代に逆戻り(か?)。ただ、引き金を引いたのは民主党自身だ。

[流出犯の自白と、2つの事件の混同 - リアリズムと防衛を学ぶ]
外務省を通さず中国と約束するという決断をしていた官房長官じゃなくても、現政権にとって彼は邪魔な存在。さりとて、硬軟含め右寄りな人々だって、表向き彼の行いに同情や義憤を感じつつ、彼が、例えば取り調べの過程で…とか思ってたり。

基本的に忠臣蔵とか学生運動とか、根っこでは滅びの美学とか大好きな高齢化社会の日本では、若年ニートネトウヨだけの問題にとどまらない。それは非常に怖いことで、絶対に避けなければならない。今回逮捕される(た?)彼のことを、『軍神』にしてはならない、ということ。世の中に紛争が絶えないのは仕方ないとしても、その対立軸に神を持ち出すような愚を、再び繰り返してはいけない。

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