2011年10月14日金曜日

ジョブズ氏の亡骸を肴に喚く人々の裏で

[C言語およびUNIXの父、デニス・リッチー死去 ― 享年70歳]

iPhoneが無くても、i-modeやWindowsCE(WindowsMobile)があった。例えば日本では、W-ZERO3があと少しのところまで来ていた。
iPodが無くても、mpioやCreative Labsがいた。メモリースティックウォークマンもあることはあった。
MacOSXが無くても、まあ世間的には特に誰も困らない。困るとすれば、ベースとなったBSDの人たち?
Macintoshが無かったら、…Windows3.1があのタイミングでは来なかったかもしれない。でも、よく言われる話でXeroxでビルゲイツもGUIを見ていたのだし、Intelや半導体業界の頑張りがあれば、条件は整ったはず…
AppleIIが無かったら、IBMがオープンアーキテクチャという『失敗』をしなかったかもしれない…ISAバスも、AT互換機も生まれず、日本はガラパゴスのまま…でも、NECのパクリ元がないわけだから、逆にもう少し混沌として、ある意味面白いことになっていたかもしれない。

でも。

Cが無かったら、BASICがもっと高度化していったんだろうか。FORTRANがありえない発展を遂げていただろうか。でも、たぶん…もっとニーモニックで頑張る時代が続いたんだろう。
UNIXが生まれない。FSFの御大はマジで宗教家になっていたかもしれない。

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