2009年11月30日月曜日

みんなの頭の中の『スーパーコンピュータ』

最近、常々思う。『技術立国』『技術大国』などというフレーズは当事者でない者が勝手に言い張っているだけなんじゃないか、と。世間一般でのコンピュータに対する認識は、リンゴマークのラップトップPCが異星人の宇宙船の制御システムへのハッキングに大活躍、というハリウッド超大作B級映画と大して変わらないだろう、と。

日本のHPC関係者が国からの予算確保のため、台湾の血を引く元グラビアアイドルの文系政治家を相手に齷齪している頃。
長崎大学が理研らと共同で研究していた、GPUを演算ユニットとして使用したスーパーコンピュータが、IEEEのゴードン・ベル賞を受賞していた。
アメリカの空軍では、ゲームもできる高性能計算機(日本製)を2,200台買い増ししていた。
別に、これらのニュースに何の関連もない。だが、『スパコン』という括りで、中途半端に繋げようとする人々は後を絶たないだろう。

[スパコンなんて要らないよ (さくらインターネット創業日記)]
やっぱりね、という感じ。

[計算基礎科学コンソーシアムの声明はお門違い:スパコン漫遊日記 - CNET Japan]
このように書かれてしまえばそういうものかとは思うけれど、じゃあどうすればいいんだろう?対案はあるんだろうか?

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