2009年11月30日月曜日

みんなの頭の中の『スーパーコンピュータ』

最近、常々思う。『技術立国』『技術大国』などというフレーズは当事者でない者が勝手に言い張っているだけなんじゃないか、と。世間一般でのコンピュータに対する認識は、リンゴマークのラップトップPCが異星人の宇宙船の制御システムへのハッキングに大活躍、というハリウッド超大作B級映画と大して変わらないだろう、と。

日本のHPC関係者が国からの予算確保のため、台湾の血を引く元グラビアアイドルの文系政治家を相手に齷齪している頃。
長崎大学が理研らと共同で研究していた、GPUを演算ユニットとして使用したスーパーコンピュータが、IEEEのゴードン・ベル賞を受賞していた。
アメリカの空軍では、ゲームもできる高性能計算機(日本製)を2,200台買い増ししていた。
別に、これらのニュースに何の関連もない。だが、『スパコン』という括りで、中途半端に繋げようとする人々は後を絶たないだろう。

[スパコンなんて要らないよ (さくらインターネット創業日記)]
やっぱりね、という感じ。

[計算基礎科学コンソーシアムの声明はお門違い:スパコン漫遊日記 - CNET Japan]
このように書かれてしまえばそういうものかとは思うけれど、じゃあどうすればいいんだろう?対案はあるんだろうか?

2009年11月14日土曜日

稚拙 vs. 稚拙、あるいは朴訥

[【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨 - MSN産経ニュース]
[毛利さん「仕分け人」と激論、日本科学未来館巡り : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]

今回の『無駄遣いする官僚とそれに付き従う連中』に庶民の怒りの矛先を向けようとする卑劣な政治的ショーで、彼らはかなり見事なスケープゴートっぷりを演じることになってしまった。

だが、恐らく、前回の衆院選で民主党に投票した科学者、研究者も数多いだろう。統計的に考えれば、そういう分野の人々の間でも、一般と同程度の比率で民主党支持者が居ると仮定することができる。

所謂「理系」といわれる自然科学分野の研究者は、一部を除いて基本的に政治に余り関心がない、というイメージがある。彼らが政治とどうかかわるべきか、というのは、非常に重要な問題だと思う。

かつて、差別と迫害に追い詰められた母国を落ち延びることに成功し、新天地での研究で生み出した理論が極めて効率的な弾頭に応用され、その母国と同盟を組んでいた国の2つの都市が非戦闘員ごと蒸発した後になって、『世界政府』構想なんてものをブチあげてみた世界的な理論物理学者が居た。

60年代の日本では、「科学的政治」なんていうスローガンに乗っかって、極めて歪な実践しか伴わなかった政治思想に嵌ってしまった科学者の卵たちが、ろくに勉強もせずそれ以外の人々と共にハイキング先でバトルロワイヤルしていた。

2009年11月8日日曜日

『ア』と『了』

※「アほうじ」又は「アほうでら」と読まないでください。

[了法寺(りょうほうじ)八王子のホームページ]

或る文章題と詐欺

思考の問題みたいだ
・2008>2007
・2007はここ数年でトップ5
・2006≧2003(数百年に一度)=2005(100年に一度)>2009(50年で屈指)
・2003>2004

から想像すると
2006≧2003=2005>2008>2004, 2009>2007

引用元:[今年のボージョレ・ヌーボー、過去50年でも素晴らしい出来:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd]